【裁判関係本のレビュー-20】裁判官はこう考える 弁護士はこう実践する 民事裁判手続 単行本 - 2017/9/20

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    JUGEMテーマ:電子書籍出版


    ★★☆☆☆ 2点

    レビュータイトル:残念感が充満する読後感 2018年7月21日

    初めての本人訴訟で弁護士相手に勝った原告です。
    裁判中に様々な疑問が起こり、解決しない事がたくさんあるので
    判決確定後も民事裁判の本を読んでいますが、

    ますます分かってくるのは
    「この国の裁判は誰も分かっていないことを慣習に従って遂行しているものが非常に多い」
    です。だから本屋には類書がたくさんあり、どれもこれも同じようなことについて
    それぞれが勝手な私見を述べることになるのです。法曹は全国に網羅している大企業のような
    ものなのに、支店ごとに見解がことなり、「これが正規」というものが無い。それは
    根本には「根拠」というものが無いからのようです。例えばこの本の著者もこう書いている。

    「裁判所は、当事者の主張しない事実を判決の資料として採用してはならない」(4頁)
    よく見聞きする言葉だが、実はそんなことはどこにも根拠というものがない。

    こういうことは全国どこでも統一して誰もが同じ方法に依拠して裁判を遂行しなければならない
    はずのものなのに、そういうものが無いので裁判官やら弁護士が勝手な事を書いて本にしている
    というのが現状です。この本は若い人が書いている。「自分の苦労した事を後進に役立ててほしい」
    という善意はよく分かる。内容も生真面目で、読んでて面白く無いが主旨は分かる。
    けれども、みんな井の中の蛙なんです。狭い世界しか見ていない。現状の枠の中での
    小さな知恵しか書けていない。「身だしなみが大事」とか「勝てない相談は受けない」とか
    「期日が終わったらすぐに次回のためのメモを作る」とか「始めるときは終わり方を考える」とか
    もう、これはなんというか悲しいくらい小さな話です。

    この人たちが悪いのでは無い。そういう事をまとめて指導・統一するものが日本の法曹界には
    ないんだ、と思い知ります。「陳述書」とは何なのか、定義を言える人はいません。根拠がないからです。
    みなさん、既にそういうものがあるから使っているだけで、内容も書き方も実物はバラバラです。

    法曹界こそ、車が自動運転となる時期と同じくらいにAIに取って代わる事を目指すべきではないでしょうか。

    この本のアマゾンのリンク



    敗訴の被告
    澤村翔子

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