【裁判関係本のレビュー-18】弁護士いらず [改定新版] 単行本(ソフトカバー)- 2007/8/9 三浦和義 (著)

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    JUGEMテーマ:電子書籍出版


    ★★★★★ 5点

    レビュータイトル:本人訴訟を勇気付ける魁の本、資料として優れている 2016年10月31日

    本人訴訟の原告です。訴額が低い(30万円ほど)のでとても弁護士を雇うことなどできず
    やりながら勉強すればなんとかなるだろう、エネルギー源は不法者に正義の鉄槌を下すこと、
    それがあればやり通せる、と本人訴訟を決心しましたが、まったく同じ趣旨のことが
    いきなり書いてある。勇気付けられます。「そもそも、訴訟は弁護士がするもの、という常識が
    嘘である」と最初に書いてある。この著者について、私もマスコミがバラまいて刷り込まれた
    印象を鵜呑みにしていましたが、マスコミ相手の名誉毀損本人訴訟に八割以上勝訴しているという
    事実を初めて知りました。しかも、それが「マスコミの証拠不十分で勝訴」などではなく、
    「記事が捏造であることを証拠によって立証しての勝訴(或いは和解)」だという事実も
    初めて知りました。私自身のこの方についての認識がすべてそういうインチキの記事によって
    形作られていたという事が恐ろしいです。そういう身の潔白を晴らすためにも、訴訟は
    必要な事だと、あらためて思います。

    私もウイキペデイアに載るような日本人のオペラ歌手に名誉を毀損されたことを謝罪してもらうために
    警察に仲介を依頼したり裁判所に調停を申し立てたりしましたが一切無視され訴訟に至りましたが
    その実際の様相は、しかしこの本の記述とは非常に異なります。例えば、この方は「分からないことは
    書記官に手紙で質問して返事をもらった」と書いており、その手紙も証拠として掲載されていますが
    私の経験では書記官が質問に書面で答えることは一切ありません。電話応答に限るのです。FAXさえ
    無視されました。(横浜地方裁判所及び東京高等裁判所です)なぜ回答が送られてこないのかと
    質問すると「そういう事をしたら全員にしなくてはならなくなるでしょう」とのたまいました。
    君は公僕では無いのか、と言ったら黙りました。

    また、この本の3分の2(約200ページ分)は判例の例示と著者自身の裁判の記録(提出した訴状から
    被告の答弁書、原告の準備書面、尋問書類、判決文まで)すべてが実名つき、解説付きで掲載されています。
    こんなものは類書がまったくありません。この人だから出版できたのではないかと思います。とても参考になります。

    ただし、私の経験した裁判とはやはりかなり、かーなーり、様相が違うのです。時代の変化なのか、何故なのかは
    分かりませんが、そんなことは現場の人たち(現在の裁判官や弁護士稼業の人々)にも分からないでしょう。
    裁判というのは形の決まっていない生き物のようなもの、というのが私の実感です。ですので、この本で
    裁判のすべてがわかる事を期待するものではないのだと思う。むしろ、裁判の実相を一般人に克明に記録して見せてくれた、
    有益な事例書類、というのが正しい評価の基準であるべきなのだと思います。これを読めば裁判に勝てるようになるわけ
    ではありませんし、著者もそんなことは言っていない。「本人訴訟で頑張れ」というのが本旨なのです。そういう意味では
    たいへん勇気付けられました。星五つを差し上げます。書いてくれて、有り難うございました。感謝します。

    この本のアマゾンのリンク



    被告の似顔絵
    澤村翔子

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      • 2018.09.11 Tuesday
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