【裁判関係本のレビュー-11】事実認定の考え方と実務 単行本 – 2008/3/1 田中 豊 (著)

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    ★★★★★ 5点

    総評:本人訴訟にも役立つ必読書 星五つ! ☆☆☆☆☆

    本人訴訟の原告です。
    参考になるかと読んでみました。

    タイトルからは、事実認定権を持つ「裁判官」を読者として想定した
    「裁判官が正確な事実認定をするために注意すべき事」についての論考か
    とも予想しましたがそうではなく、実は
    「裁判官を正しい事実認定に導くために心すべき事」という観点も常に念頭において
    話を進めたいと考えています、と「はしがき」に書かれています。

    つまり、本人訴訟を初めて経験する人が裁判官に「正しい事実認定」をしてもらうための
    指南が書かれている、ということなのです。有り難いです。素晴らしい視点です。
    なぜそのような視点を著者が持ったかというと、これも「はしがき」に書かれていますが
    「正しい事実認定も誤った事実認定も基本的には当事者による主張・立証活動の質と量とを反映させたものである」
    「すなわち、判決中での誤った事実認定は、当事者の主張・立証活動の失敗作という側面もある」
    と、著者が長い経験から考えるようになったからなのだそうです。

    これは説得力があります。そして、まず民事裁判における事実認定の大枠(総論)を解説した後に
    かなりの数の事例(最高裁判例と下級審裁判例)をとりあげて実際の事実認定における実践的な
    解説(各論)が展開されます。事例が豊富なので事実認定の「普遍的な考え方」が自習できるのです。

    素晴らしいです。本人訴訟の方は必読です。この本と併せて同じ著者の
    「法律文書作成の基本  Legal Reasoning and Legal Writing 」を読めば、法律に素人の人間にも
    「裁判官の心証を勝ち取る主張活動すなわち完璧な準備書面の作成」が可能になる事を請け負います。

    田中豊氏の著書には本当に感謝しています。
    勝訴まであと少し。頑張ります。

    この本のアマゾンのリンク


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