【裁判関係本のレビュー-8】民事訴訟法 (有斐閣アルマ) 単行本 - 2009/3

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    JUGEMテーマ:電子書籍出版


    ★★☆☆☆ 2点

    レビュータイトル:法曹関係者独特の「非常に分かりづらい読みにくい文体」が難点 2015年7月30日

    民事訴訟法は「眠素」と学習者からは呼ばれる、と聞いていますが(退屈で眠くなるらしい)
    訴訟を経験してみると(本人訴訟の原告です・審理中)、人間の品性やら頭脳の善し悪しやら、
    「司法試験受かった人間がこんな子供のような屁理屈を言うか?」など、
    人間の隠れた姿が露わにされて「こんなに面白いものがあるのか」と刮目させられます。

    この本を参考のために(私はあくまで本人訴訟を初めて経験する法律の素人です)
    さんざん他の書物を読んでから手に取ってみました。初学者向けのようなので
    見落としていることが簡単に見つかるかも、と期待して、です。

    が、

    この本は悪文の典型です。特に第3章がヒドいです。一文が冗長で、長すぎて、しかも
    (でくくられた例外の紹介が多用されていて)
    一度の読み下しで理解できる文体ではありません。何度も文頭に戻って読み返さなければ
    何を言っているのかがわからない。

    法律家の書く文章は意味が分かり難いのが一般的ですが(しかもそういう文章を気取って書く人もいる)
    ほんとうに読みづらいです。こんな文章を読まされるから「眠素」なんだろうなと、合点が行きます。

    声を大にして言います。「読みづらい!」「法律は法律家だけのものじゃない!」「分かりやすい文章を書け!」
    これから法律の専門家を目指す人には特に言いたい。「こんな文章を手本にしてはいけない」と。

    初心者に民事訴訟の全体の流れを把握させるならもっと薄い本で十分ですが
    「知らないところを探求しよう」と思ってこの本を二冊目として手にすると痛い目にあいます。あいました。
    筆者(複数)はわたしと同世代ですが、洗練された分かりやすい文章を書く訓練をするには遅すぎるでしょう。

    初学者の読む本ではありません。(分かりづらい悪文の典型です)
    内容も深みがありません。他の本をあたるよう、専門家を目指す人にも強く助言します。

    プロにも高度な話題を、法律の素人にも分かりやすく、しかも知的に優れて他の分野の仕事にも役立つような
    文章を書く人もわたしは見つけました。そういう本と出会うことは幸福です。
    本物を目指すなら田中豊氏の著書を読むことを薦めます。
    田中豊氏の本は法律に関係ない仕事をしている普通のビジネスマンにも
    得るところが大きいです。

    ☆ふたつ、の評価は「民事訴訟を本人訴訟で初めて提起する」人間からの評価であることを
    ひとこと付言いたします。

    この本のアマゾンのリンク


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