「ダブルライフ」編集中につき別原稿「映画レビュー集」掲載します

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JUGEMテーマ:電子書籍出版

ダブルライフ【秋山みか著】が大変長いため、編集に時間がかかっていますので
その間に別の原稿を掲載します。

映画のレビュー集ですが、これをどのように本として構成するかを示します。
※そのように電子書籍でできるよう調べて行きます。

まず、本日は原稿そのものを掲示します。構成案については後日掲示します。

それではレビューのサンプルです。

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予想外に面白い!
掲載日:2008年05月22日レビュアー:bokensdorf
『アイズ ワイド シャット』1999年製作


キューブリックは「この映画は自分の最高傑作だ」と言っている。(出所WWW.IMDb.com)

予想と違ってすごく面白い。

次々にいろんな人間が出てきて、展開がワクワクする。

オープニングにショスタコーヴィチのワルツが流れる。
ビルがステレオのスイッチを切るとその音楽が止まるので、
この夫婦が聴いていたのだと分る。

つまり、ショスタコーヴィチを聴き、絵を飾り、教育も教養もお金もある上流階級の
白人夫婦だということがまず示される。

パーティーでアリスが「知っている人はいるの?」とビルに聞くと
「ひとりもいない」というので、この夫婦は、より上流の集まるこのパーティーの階層には属していない
ということが分かる。つまり、このパーティーはスーパー上流の男たちとその女(妻かも)の集まり。

アリスがハンガリー人のおじさんにナンパされます。
いきなりの話題で「オウィディウスの”愛の技法”を読んだことあるか?」と聞いてくる。
この字幕じゃ分からないが、英語で「ラテンの詩人の」と言っている。
ラテン語の古典を読んだことがあるのはヨーロッパの教養人の属性で
日本人にもアメリカ人にもほとんどいない。

どのくらい教養がある女なのか、チャレンジしてきている訳だ。
アリスはかろうじてオウィディウスの末路を答えたけど、
なんという場所で死んだかは言えなかった。

じゃ、読んでないな、と判断されて、でも彼女を傷つけないように
「でも彼はその末路にいたる前はいい人生を送りましたよ」と話題を終わる。
しびれる。最初にアリスのシャンパンをこのおじさんはわざと飲んでしまう。
実はこれはその”愛の技法”に書いてある技法だ。

このおじさんは
ヴィクターの友達として、またスーパー上流の人物像として強烈な印象を残して去る。

次はビルの人物描写が始まる。
二人のモデルにつかまって、何か話している。
(この二人の職業がモデルだということはモデル歩きするので分かる)
「ヌアラってどう綴るの?」
あー、つまらない話題。女の扱い方もヘタ。
「これからいったいどこへいくのかな」
自分からどうするという事を言えない男。

ビルは困ってるところでヴィクターに呼ばれる。
困ったときに他からの力でその場から逃れる。自分で解決しない。

ヴィクターが呼んだ理由はバスルームでコールガールがクスリで人事不省になったから。
あの部屋は、普通の部屋かと思うぐらい広いけどバスルームなんだね。ちゃんとバスタブが映ってる。
ビルとアリスのバスルームと比べていかにクラスが違うかを映像で示している。
ヴィクターはさっき奥さんといたのに、そのあとコールガールとセックスしていた。
スーパー上流の倫理観が提示される。

翌日の夕方、二人の口論が始まる。
アリス「と言うことはつまりあなたがモデルたちとファックしないのはわたしのためだってこと?
本当はしたいんだけど!」
この二行目の字幕は翻訳が間違っている。正しくは「絶対にしたくないからじゃなくて?」
この会話のシーンはトム・クルーズのお得意のシーンだ。
つまり「自分より頭の回転の速い女に突っ込まれて頭がついていけなくてしどろもどろになるシーン」

アリスは次々にビルの発言の弱い点を突いてきます。ラリッてるくせに鋭い。笑える。
ビルは答えが出なくなる。
ここでもビルは行き詰まっているところを電話で助けられてその場から逃れる。

夜のニュヨークを歩いていて娼婦に声をかけられる。
家に入るけど、何がしたいのかをビルは言えない。
ここでもどうするか決心できないところをアリスからの電話で助かる。

レインボー貸衣装店に行って医者のIDを見せ始める。
このあとあちこちでこれを使う。ビルのアイデンティティはこれしかない。
スーパー上流の人間はいろんな顔をもっているのに、ビルはひとつだけ。
それも労働者のID。(スーパー上流にとって医者は召使)

このように、
この映画はビルを面白みの無い、自己解決能力の無い、凡庸な人間として描きます。
それが冒険をおかしてクラスの違うスーパー上流の世界をのぞこうとして痛い目にあう。
登場する女はみんなお金で買われる女ばかり。
レンイボー貸衣装店の娘まで商品になってしまう。
この子、リーリー・ソビエスキーなんだね。当時15歳。ものすごい美しさ。

この映画はストーリーを描いている映画ではない。
ひとつひとつのエピソードがそれぞれの意味を持ち、ジグゾーパズルのように
小片が全部集まってひとつの絵を構成するという映画だ。

だから最後のシーンは結論ではない。
結論は・・・字数オーバーになるので書かない。

私はマンディはスーパー上流に殺されたと思う。
ベッドの仮面はスーパー上流が警告のために置いたのだと思う。

面白い映画だ。これからまた見よう。

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    • 2018.09.11 Tuesday
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