【裁判関係本のレビュー-5】法務担当者のための民事訴訟対応マニュアル〔第2版〕 単行本(ソフトカバー) – 2014/2/13

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    ★★★★☆ 4点

    総評:タイトル通りの良書だけど法務の実際は「弁護士との協働」以上のものは書いてない

    本人訴訟の原告です。提訴から2年かかってまだ判決に至らず。
    このため、参考になりそうな図書は片っ端から読んでます。

    結論を言えばこの本はタイトル通り
    (1)(企業の)法務担当者のための
    (2)民事訴訟対応マニュアル
    です。それ以外の人、目的には向いていない。本人訴訟は想定外の本です。

    そういう目的の為の本として読めばこれ一冊あれば類書は不要と言える良書です。
    「企業の法務担当者向け」に、分かりやすく書かれていて私にもよく理解できます。

    私にもよく理解できる、ということは、つまり「法学部を出たような専門家にしか分からない事は書いてない」
    ということです。この本の想定読者は「法務担当のサラリーマン」です。そして「法律の専門家すなわち弁護士と
    どのように協働するのか」という事が具体的に書いてある本です。「自分で訴訟を提起し勝訴まで行く方法」が
    書いてある本ではありません。準備書面やら陳述書やらの「簡単な書式」は掲載されていますが、その内容について
    は、或いは「書き方」については「弁護士と相談の上で作っていくものであってこの本の記述の対象外」という
    スタンスです。

    ですので、ここから先の実務は弁護士がやる、という前提ですべてが書かれていて
    「そこまで行くまでに知っていなければならない事」が具体的にかつ丁寧に(誰にも分かるように)
    書かれている本だという事です。

    本人訴訟のためには圧倒的に物足りないですが、そもそもそういう本ではないので
    (企業の)法務担当者のための民事訴訟対応マニュアルとしては☆いつつがあげられますが
    「主張と証拠の違い」とか「陳述書と準備書面の違い」とか「口頭弁論と弁論準備の違い」
    などはまったく説明がなく「実務上そうなっているのでその通りする」方法が説明されているのみで
    根本的な理解の助けにはならないところが隔靴掻痒の感を強くする本です。
    そもそも法務省のする仕事は他の省庁に比べて「明文規定が無いが実務上そうしている」という
    ものがたくさんあって、何を読んでも裁判所の書記官に質問しても「根拠」というものが分からない
    或いは存在しないものがたくさんあります。(準備書面の一頁の行数とか余白などもそうですね)

    この本もその点に於いて非常に実務に寄り添ったいかにも「マニュアル本」です。
    「民事訴訟」について思想を開拓され刺激を受けるような本ではありません。
    本人訴訟の方は「自分は想定読者ではない」ことを頭に入れた上なら読んでも損は無いと思います。
    ただし本人訴訟するような人なら、殆どのことは別の本で読んでいるはずです。

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    【裁判関係本のレビュー-4】訴訟は本人で出来る 単行本(ソフトカバー) – 2015/3/5 石原 豊昭 (著), 平井 二郎 (著), 石原 輝 (著)

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      ★☆☆☆☆ 1点
       
      総評:弁護士先生が上から目線で書いた歴史的古書

      日本は本人訴訟が七割以上らしい。私も本人訴訟の原告です。
      なぜそうなのかというと「弁護士に依頼するのは割に合わないから」である事に間違いが無い。
      そういう自分に参考になるかと思って読んだが、いかんせん初版が1962年!の古書。
      時代に合わせて加筆訂正したとはいえ、根本がもう時代遅れ。どういう事かと言うと

      この本は、「弁護士にはなったが、頼まれても受けられないあまりに低額の事件の依頼がたくさんあって困った。
      本人訴訟のニーズはあるようだ。じゃ本にしてみよう」という動機で書かれたと最初に書いてある。
      つまり「自分では引き受けたくない零細事件を自分でやってもらおう」ということである。
      それなのに、話題が難しい話しになると
      「そこまではシロウトには難しいから説明しない。弁護士に依頼すべき」という文が必ず出て来る。
      『素人』をまったくバカにしているというか、自分はよっぽど難しい仕事をしていると思っているのであろう。
      今や弁護士など仕事が減って「質によって選別される時代」なのに『最後は弁護士に』という発想なのである。

      このため、本文の記述はあくまで弁護士目線である。
      例えば第一章の最初に「訴訟はビジネス」であり(18ページ)、
      「勝っても費用で足が出るようならやめておくべきである」などといきなり言っている。(19ページ)
      それはまったく弁護士的理解であり、小額でも提訴しようという本人訴訟の原告の目的は「金」ではない。
      儲からなくても関係ない。「名誉の回復」や「相手に自分のした事を反省してもらう」ことを主眼としているから、提訴するのである。

      私たちの求めるものはそんな「弁護士の価値観」に基づくアドバイスではない。
      私たちの求めるのは
      「最初から最後まで本人訴訟で完結する方法が書いてある本」
      「書式の説明ではなく、中身の戦略的な書き方を指南する本」
      「弁護士不要の本」
      である。そういうものが弁護士が書ける筈が無い。(だって自分の仕事がなくなるからである)

      期待はずれ。いまやネットで書式はすべて分かるし、本人訴訟で勝訴したドキュメンタリーまで読める。
      古臭い技術が得々として書かれた本には用は無い。
      老人の「センセイ」が書いた、使命を終えた古書である。
      実用的な価値はもう無いのである。

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      ■ 追記
      私がたどり着いたのはこの本です→法律文書作成の基本  Legal Reasoning and Legal Writing 3780円 お薦めします。

      【裁判関係本のレビュー-3】弁護士が勝つために考えていること (星海社新書) 新書 – 木山 泰嗣 (著)

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        ★★★★☆ 4点

        総評:『本人訴訟』をまったく応援しない姿勢で書かれた本

        本人訴訟の原告です。相手は弁護士を代理人にしているのでこの本を読んでみました。
        「弁護士は何を考えて裁判に臨んでいるのか」
        それはこちらの作戦を立てるのに役に立つことだからです。
        敵を知り己を知れば百戦危うからず。

        30分で読める内容です。著者のスタンスは明快で
        「弁護士は素人にできないこんな事をしている」
        「だから本人訴訟でプロに勝てるわけがない」
        「この本を読んだら弁護士に任せる気になるでしょう」

        要するに宣伝ですね。実際、こう書いています。
        「民事訴訟で勝つためには、弁護士に任せる。これ以外に民事訴訟での勝訴可能性を高める戦い方は存在しません」31ページ。
        他の多くの弁護士本と同様、自分たちの仕事はよっぽど難しいことをしているから
        シロウトさんに勝てるわけありません、という事です。

        そんなことはまったくありません。ここに書かれていることは
        有能なビジネスマンなら誰でも同様にやっている当たり前のことです。
        ただ場所が法廷であるだけの違いです。ただし、裁判官がシロウトの提起した訴えに辟易して「プロに相談しなさい」と言いたくなるような訴訟人(原告)がたくさん存在するという事情は想像できます。そういう人たちには「弁護士に相談しなさい」とも言いたくなるでしょう。迅速な裁判の妨げになるばかりですから。

        この著者は1974年生まれだから今年(2015年)41歳ですね。41歳のビジネスマンの考えていることと大した差異はありません。つまりもっと経験のあるビジネスマンならこの若さの弁護士の言うことは異なる分野の未知の知識として興味を持って聞くけれども劇的に示唆を受けるような事は書かれていない、ということです。自分の部下が自分より見識を持っていることなどあまり期待できるものではありません。それと同じです。

        どういうことかというと、たとえば「裁判はゲームだ」という著者の説明は分かりやすい。経験してみると実感することです。決して「真実の探求」の場ではない。術策に長けていれば黒も白にできるのです。訴訟相手の弁護士の言動を見てもその事を実感します。弁護士というのは決して「正義の実現」の為に働いているのではない。依頼人を勝たせるためにゲームをしているのです。弁護士であるこの著者本人がそう言っているんだから納得できます。納得できるが、今後の自分の生き方に大きな影響を受けるか、と言えばそういう内容の本ではない。裁判には戦略が必要と著者は書いているがそんなことはどんな仕事でも同じ。「ゴールを考えるところから訴訟は始まる」と著者は書いているがそんなことはどんな仕事でも同じです。よっぽど著者の周り(つまり依頼人)には、そういう事が分かっていない人間が多いのだろう。

        また、明晰で論理的な文章が書けるのが弁護士だという主張もしているが、そんなものは別に弁護士の専売特許ではない。この著者の周りには(つまり依頼人たち)自分ではそういう文章が書けない人間ばかりなのだろう。裁判の素人でも論理的で明晰な準備書面を書く事は、普段からビジネスで書類を書いている人間には別に難しいことではない。ただ異なる世界の作法を学べば良いだけの事である。(この本にはそういう事は一切書かれていないが田中 豊著「法律文書作成の基本」を読めば書けるようになります)

        全般に、弁護士の友人がいれば茶飲み話で気軽に聞けるような内容で「訴訟に勝つために弁護士がどういうことを考えているか」を知るために読むのであれば星五つをつけても良いが、「民事訴訟に勝つための答えは弁護士に任せること」(29ページ)という『本人訴訟』をまったく応援しない姿勢(それは自分の仕事を減らすことにも繋がるので当然だろうが)にはまったく賛同できないので星をひとつ減らします。

        私は間も無く判決が出るところまで来ましたが本人訴訟でプロの弁護士に完全勝利する事例を見せてあげたいと思っています。

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        【裁判関係本のレビュー-2】法律文書作成の基本  Legal Reasoning and Legal Writing 田中 豊(著)

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          ★★★★★ 5点

          総評:本人訴訟の参考書としてベスト! こういう本を探していた。

          民事訴訟の本人訴訟の原告です。
          訴訟の価額が小さいので(30万円程度)とても弁護士さんに依頼するのは割が合わず
          本人訴訟にしましたが、なにしろ「法律文書」を書くのは初めて。(そして最後にしてほしい)
          こんにち『書式』はインターネットで法務省から入手できますが、『書き方』については説明がありません。

          初めて書く「訴状」や「準備書面」を戦略的にどのように書いたら良いのか、図書をいくつもあたりましたが
          どれもこれも力不足のものしか見当たらず(もっと知りたいなら弁護士に相談しなさい的な本とか、書式だけの本とか)
          たどりついたのが本書です。

          素晴らしいです。

          「文書の読み手」がどういう人であるか【忙しい、論理の明晰さを尊び好む、文書の形式・文法・引用の方式・誤字脱字等の細部にもうるさい etc.】
          をまず説明して、「そういう読み手に訴える文書作成のプロセス」「事実を述べる文書と結論に同意させるための文書は別のもの」
          などという事が書かれており、内容は法律の実務専門家向けのようですが、決して難しいものではない。むしろ「冗長な法律文書は、それだけで欠陥品」
          (5ページ)という素晴らしい主張の通り、知りたかった事が非常に分かりやすく書かれています。

          この本には「実務家でもよくする間違い」も頻繁に紹介されており、訴訟相手の弁護士の用語使いに疑問を持っていた点もそれが「誤用」であること
          が判明し、弁護士にも間違いだらけの人がいることが分かって気分がスッキリしました。素人でも勝てます!

          私は法律実務の勉強のために読んだのではないので「契約書」の項目などは読みませんでしたが、裁判官や相手の弁護士が
          どういうものの見方をするのか(すべきなのか=できていない人もいる)という事が大変よく分かって、準備書面等の作成に非常に役に立ちました。
          普段、ビジネス文書を書いているレベルの人には「異なる分野の作法」というものを短時間で知るのにとても役立つ良書です。
          文句なし星五つです。★★★★★

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          【裁判関係本のレビュー-1】臆病者のための裁判入門 橘 玲 (著)

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          • epub
            2018-07-05 16:43:27

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          ★★★☆☆ 3点

          総評:ノウハウの参考書にはならない「体験談」

          自分がいきなり地方裁判所の本人訴訟原告になってしまい、参考になる図書を探して
          これも読んでみました。結論から言うと、そういう目的には役に立ちません。
          著者は「臆病者の〜」という本を他にも書いているらしくシリーズ物として
          「裁判」もやっつけちゃおう丁度いい機会を得たし、という動機で書いている
          という所が共感できません。「裁判の経過」を事細かくレポートしているのは
          なかなか同種の著作が日本には無いので読み物としては成立していますが
          「だから何が教訓として残るのか?」という部分がほとんど無い。書かれている事は
          『私も』経験している事、本人訴訟の原告になったら『誰でも』経験している事です。

          だから「訴訟の経験の無い人」には面白いかも知れませんが訴訟の真っ最中の人には
          助けになったり得る物があったりする本ではない。そこを期待する本ではありません。
          訴訟に勝つ心得とか、準備書面の書き方戦略とか、証拠書類の効果的な提示方法とか
          そういうノウハウは一切ない。裁判を経験したと言えシロウトですから書けていない。
          「裁判の体験談」の域を出ていないわけです。しかも佃弁護士という有名な人に結局は
          助けられた訳で、自力で解決したのでは全くありません。

          著者の誤解や思い込みによる記述やわざとらしい見出しも共感できません。
          「調停が不成立になって訴訟に至っても(相手方が)調停案を拒否したという事実は裁判でまったく考慮されることはない」58ページ
          「世界の多くの国では、言葉の話せない外国人は犬や猫のように追い払われるのが当たり前」98ページ
          「狡猾な裁判所」という見出しで、裁判所の助言が「高裁のパフォーマンスだった」と決めつけている138ページ
          などなど、共感できません。役に立たない。

          ところが体験談が終わってからのパートIIになると印象がガラリと変わって
          少額訴訟の問題点調査報告書としてはとても良く書けている。
          福島原発事故の損害賠償請求がどんなに大変なことになるかという予測は恐ろしくなる。
          パートIの「体験記」よりはこの著者の本領発揮という感がしたが、
          この本を手に取った理由はそれを知りたかったから、ではないのです。

          ということでノウハウの参考書にはならない「体験談」には期待はずれ、というのが私の評価です。

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          2018年の予定

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            今年(2018年)中に民事訴訟のキンドル本を出版します。アマゾンの民事訴訟関係の図書について、「私が書いた書評」をまず転載して、読んだ本を整理していきます。

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            2014年はアマゾンのKindleの仕組みが不十分だったため色々な問題がなかなか解決できず

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            • epub
              2014-12-31 09:37:33

            2014年はアマゾンのKindleの仕組みが不十分だったため色々な問題がなかなか解決できず、モチベーションが下がり切りました。2015年は出版にちからを入れたいと計画しています。来年もよろしくお願いいたします。
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            キンドルの表紙画像をアップロードしようとすると『サイズが適切でない』と受け付けてくれない

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              こちらのブログに質問が時々届きますので質問者匿名でこちらにも回答を投稿します。



              「キンドルの表紙画像をアップロードしようとすると『サイズが適切でない』と受け付けてくれない」

              表紙画像の説明はこちらにあります
              https://kdp.amazon.co.jp/help?topicId=A2J0TRG6OPX0VM

              この方の場合は「サイズが適切でない」と言われているので、以下の部分に適合していない所為と考えられます。

              「カバーアートの推奨サイズは次のとおりです。
              • 長辺が最低1000ピクセル
              • 理想的な縦横比は1.6
              長辺が4500ピクセルの表紙画像が推奨されます。 」


              つまり、最低でも横625×縦1000の画像が必要です。

              これで解決したようです。

              疑問はお気軽にお問い合わせ下さい。
              既に経験している事がたくさんありますので分かる事はスグにお返事します。


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              第18回 国際電子出版EXPO (eBooks 2014)に行ってきました

              2
              • epub
                2014-07-11 10:29:11

              • epub
                2014-07-11 10:09:15

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              2014.7.1 〜7.4 会場は東京ビッグサイト

              去年に続けて、行くのは二度目

              今回は「コンテンツビジネス専門セミナー」というのを聴いてきました。

              タイトルは『制作会社・クリエイターのためのコンテンツ契約の重要ポイントと動向』
              講師は 福井健策 弁護士


              海外の企業とおつきあいするときの国際契約についてのお話 一時間。


              内容は、日本の会社の「契約」についての国際感覚のズレについての警告でした。
              つまるところ日本人は「契約書」というものをまったく重要視していない、基本的に相手の善意を一方的に信じ込んで、なにか予想していなかったトラブルが発生したらそのときに改めて双方で話し合って解決すればよくて最初から事細かにあーだこーだとガチガチに決める必要は無いしそもそもそんなことは時間と労力の無駄、と考えているのだと私は思います(講師がそう言ったのではありません)


              そういう事例は今まで日本人だけ、たくさん見ました。いまだにセミナーなんかでそんな古くからある話をするほど日本人というのは変わっていない=外国企業からいいようにされているということなんだなぁ。いいようにされている事例もお話に出てきましたがあまりに気の毒な話なのでここでは割愛します。


              そもそも日本人には「法律」というものが馴染まない、というのが私の持論です。
              日本人は「法律」というものを文化的に自前のものとして発明しなかった。
              「法律」は輸入したものなのです。
              もともと日本には無いものです。
              だから、使い方も真似でしかないし根本の所では理解していない。

              「契約」という概念もマックス・ヴェーバーによるとキリスト教文化と密接に関係している。
              (そもそもキリスト教徒はゴッドとの契約の上で存在している分けですから=到底理解できませんが)

              もっと知りたい方はこちら




              結論としては「契約書はとっても大事」「必ず国際契約に詳しい弁護士を使ってよーく理解するまでサインするな」でした。別に、詳しい弁護士を雇わなくたって「契約とは何か」を理解していればあとは英語のターム(用語)が分かっていれば良いだけの事なんだけど。(そもそも英語が話せない場合は論外)

              覚えておいた方が良い事を纏めておきます。

              ■ 契約書は先に書式を出した方が絶対的に有利
              ・・・書いた事が無いと相手が見本とか案とかドラフトとか送ってくるのを待つ人がほとんど100%ですが、ダメです。
              このことを講師の弁護士はBattle of Formsと言っていました。

              ■ 途中で交わしたメモ類にもすべて「拘束力」がある
              ・・・講師の弁護士は「すべてに」とは言いませんでしたが、私に言わせれば外国人は「約束」とは命懸けで守るものですから(日本人はあのときはああいったけどそういう意味じゃなかったとかヘーキで言いますから嘘つきと思われるのです)、交渉の途中で交わした「deal memo」とか「Letter of Intent」とかの細かいものまで慎重に扱うことを心掛けるべきです。(後から「あれはナシ」とは言えません=信用が無くなります)
              【MOU(memorandum of understanding)とかLOC(letter of confirmation)に拘束力があるのは当然です】

              ■ 印税方式(royalty)の契約は絶対ダメ
              ・・・利益の15%とか相手は言ってきますが「利益」なんて帳簿上でいくらでも操作できますから(しかもその帳簿は見せる義務は無い)Royaltyという申し出があったらお金は一円も貰えないと思えばよろしい。最低保証金(minimum guarantee)を必ず要求しましょう。(いいですか、相手はあなたの利益なんてひとっつも考えてないんですよ。「お互いにwin-winの関係に」なんて本気で思ってるのは、お人好し+世間知らずの日本人だけです)

              ■ 管轄裁判所は日本にする
              ・・・日本企業の契約書には「問題が起こったら双方誠意をもって解決に努力する」などとおまけが書いてありますが、世界では通用しません。この文は削除します。管轄裁判所もおまけのように書いてありますが、相手は必ず自国の裁判所を指定してきますから、ここはゼッタイに「日本の裁判所」を指定しなければいけません。ゼッタイです。

              ■ 契約はそのとおりするために存在する
              ・・・取り敢えず作って交わして引き出しにしまっとくものじゃないんだよ、ということです。(日本人にはそれができない)


              最後までお読み戴き有り難うございました。

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              小説原稿の作り方(2)

              2
              • epub
                2014-07-11 15:16:11

              • epub
                2014-07-08 13:37:07

              JUGEMテーマ:電子書籍出版

              まず、小説独特の「書き方の作法」というものがあるので、それをもう一度示します。

              (1)...(三点リーダー)は日本語の本では二つつなげるのが規則だそうです。(......とします)
                (注) パソコンの画面では...は下揃えで表示されますが書籍にした時は縦書きの真ん中になりますので心配いりません。(・・・の半角になります)
                (注) ......はお使いのパソコンで辞書登録しておけば便利です。
                Macの場合は......を選択して(この画面からコピーしてみてください)、optionキーとshiftキーを同時に押してからNキーを押します。
                こういうウインドウが開きますので、好きな読みがな(「てん」等)を入れて登録します。
                
                
                これでキーボードから「てん」と打って変換キー(Macはスペースバーです)を押すと......が出ます。

              (2)小説の場合は自分の台詞は「」でくくり、最後に読点はつけません。
                 (例) 正「ここに台詞を書きます」
                   誤「ここに台詞を書きます。」

              (3)台詞が無言の場合は三点リーダーをみっつ書くそうです。(「.........」となります)

              (4)行頭は一文字スペースを空けますが、台詞の始まりの「 はスペースを空けず最初の一文字として書きます。


              これらは日本の印刷の慣習のようで、出版社経由で本を印刷する時は出版社が(編集者が)指導してくれるものですが、
              個人では初めからそのように原稿を作る必要があります。(でないと他の書籍に慣れた読者が読みにくいと感じるかも知れません)


              この他に「小説原稿ならではの特徴」には、
              ・目次用の見出し
              ・登場人物の一覧
              ・縦書き(日本語の小説では必須です)
              があります。

              これを順に次回から解説して行きます。


              最後までお読み戴き有り難うございました。

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